理事長

名前 所属 専門分野説明
本間 生夫
(ほんま いくお)
昭和大学 名誉教授 疲れやすい、眠れない、大事な場面であがる、イライラする……心と体の不調は呼吸にあります。呼吸をスムーズに行うことで、心身への負担を少しでも和らげるよう呼吸の研究から“呼吸筋ストレッチ体操”を考案し、老人ホームや震災後の東北の小学校などで実践しています。

副理事長

名前 所属 専門分野説明
船橋 新太郎
(ふなはし しんたろう)
京都大学 名誉教授 ワーキングメモリを手掛かりに、前頭連合野が関わる思考、判断、意思決定などの仕組みを、動物(サル)を用いた神経生理学的な方法で解明しようと試みています。

理事

名前 所属 専門分野説明
浦川 将
(うらかわ すすむ)
広島大学大学院 医系科学研究科 運動器機能医科学 教授 リハビリテーション医療を担う理学療法士、作業療法士への教育と研究指導に従事しています。リハビリテーションと情動(こころの動き)は、まだまだこれからの研究領域ですが、機能回復時のこころの変化や、発達障害に対する介入効果などに着目し、動物実験/ヒト対象実験の両方から研究をすすめています。
岡田 尊司
(おかだ たかし)
岡田クリニック 院長 発達障害や愛着障害、パーソナリティ障害の治療に長年携わってきました。現在は、愛着モデルで状態の改善を図る愛着アプローチを中心に取り組んでいます。
河村 満
(かわむら みつる)
昭和大学医学部内科学講座神経内科学 名誉教授 脳神経内科の中で、臨床神経心理学(失語・失行・失認・健忘・情動障害・社会的認知障害・時間認知障害などの病態研究)を専門にしています。神経症候学や脳と音楽、神経学の歴史についても執筆しています。最近ではたくさん認知症の方が受診にいらっしゃいます。
神山 忠
(こうやま ただし)
岐阜市特別支援教育 主幹教諭 小中学校では、学びや生活に困難を感じている児童生徒が多くなっています。その困難さを個人内因子と環境因子とに見極めることで、健やかな育ちにつなげられるよう実践しています。また、健常者と障害者の垣根がない融合社会を模索しています。
内匠 透
(たくみ とおる)
神戸大学大学院医学研究科生理学 教授 脳の高次機能の理解を目指しています。そのために発達障害や精神疾患の病態理解、概日リズム・睡眠のメカニズムを研究しています。
十一 元三
(といち もとみ)
京都大学大学院医学研究科人間健康科学系 教授
西条 寿夫
(にしじょう ひさお)
富山大学医学薬学研究部システム情動科学 教授 情動反応には、生まれつきの恐怖(本能的情動反応)と学習により獲得していく学習性情動反応の二つの過程が存在します。とくにヘビに対する恐怖は、霊長類に特徴的な本能的情動反応であり、ヘビの認知に関与する神経細胞の活動を神経生理学的に研究しています。
二宮 くみ子
(にのみや くみこ)
NPO法人うま味インフォメーションセンター 理事
飛田 秀樹
(ひだ ひでき)
名古屋市立大学大学院医学研究科脳神経生理学 教授 発育期の外部環境からの刺激が情動行動に及ぼす影響について研究しています。具体的には、動物の発育期に豊かな環境飼育やうま味摂取(外部からの単一刺激)によって、成熟後の不安様行動や社会性(攻撃性)の変化がどのような脳内機構によって生じるのかを調べています。
堀 悦郎
(ほり えつろう)
富山大学大学院医学薬学研究部(医学)行動科学 教授 コミュニケーションや社会的認知に関する行動および脳機能を調べること。そうした行動や脳の働きから、高次脳機能を解明すること。それらの研究成果を看護の現場で応用できるように還元すること。
政岡 ゆり
(まさおか ゆり)
昭和大学医学部生体調節機能学 准教授 ヒトの認知、情動を視覚化するfMRI、脳波双極子追跡法を用いて研究を進めております。特に呼吸と情動、嗅覚と記憶をテーマとし、花王株式会社 感性科学研究所、オーストラリアメルボルン大学精神医学センターとの共同研究に取り組んでいます。今後も様々な分野の方と共同研究をし、人が豊かに生きていくための仕組みを解明したいと思っております。
松村 京子
(まつむら きょうこ)
佛教大学教育学研究科 教授 自分で自分の情動、行動、思考を制御する自己制御能力及び実行機能は対人関係と学力の向上に不可欠です。特に、幼児期から学童期にそれらの能力が著しく発達することが知られています。子どもたちの自己制御能力及び実行機能の発達を促す“STARTプログラム”(DVD:医学映像教育センター)を開発しました。兵庫県、宮城県、鳥取県、埼玉県の小学校や幼稚園で実践されています。
三村 將
(みむら まさる)
慶應義塾大学文学部心理学研究室 教授 超高齢社会の日本では、うつ病と認知症は今日、国民病とも呼べるほど、患者さんの数が増えています。これらの疾患への適切な診断と対応は急務と言えます。また、病的状況に陥る前にいかに個人のレジリエンスと健康度を高め、主観的幸福感の高い生活を送っていくかが求められています。
森 寿
(もり ひさし)
富山大学学術研究部医学系 分子神経科学 教授 認知、記憶学習、情動などの脳機能の分子基盤を明らかにするため、分子遺伝学の手法を用いて遺伝子操作マウス系統を作製し、脳形態と機能に与える影響を解析するとともに、病態モデルとしての評価を行っています。
渡辺 茂
(わたなべ しげる)
慶應義塾大学 名誉教授 動物とヒトの脳と行動を比較する研究をしています。しばらくマウスを中心に動物の共感の研究をしていましたが、昨年よりウナギの空間認知を研究しています。
渡辺 正孝
(わたなべまさたか)
(公財)東京都医学総合研究所 精神行動医学研究分野 客員研究員 人を人たらしめる上で最も重要な役割を果たす大脳「前頭連合野」の働きを、特にその感情・情動機能と社会性機能に関係させた研究をしています。

評議員

名前 所属 専門分野説明
赤井 利奈
(あかい りな)
国立成育医療研究センター こころの診療部 研究員  
石津 智大
(いしづ ともひろ)
関西大学文学部心理学専修 教授 脳のはたらきと感性的経験(美しさや醜さ,感動,ノスタルジーなど)との関係や,脳の機能と芸術的活動(作品の知覚と認知,芸術的な創造性,美術批評など)との関係を,脳機能計測と脳刺激法,そして心理学的実験を組み合わせて研究しています。また,これら基礎感性科学の研究成果を,老齢ウェルネスなど臨床・社会応用へ架橋する活動にも取り組んでいます。
内田 さえ
(うちだ さえ)
東京都健康長寿医療センター研究所・自律神経機能研究室 専門副部長 認知症で最も早期に低下する嗅覚機能にコリン作動性神経系が関与する可能性についての基礎および臨床研究を行っています。
川畑 秀明
(かわばた ひであき)
慶応義塾大学文学部心理学研究室 教授 芸術作品や顔身体などに対する美的経験や芸術知覚の心と脳の働きについて研究しています。また,最近ではアートが私たちの心や体にどのように影響するか,その効用の研究や抗加齢的研究についても行っています。
近藤 高史
(こんどう たかし)
近畿大学農学部食品栄養学科食品化学研究室 教授 2020年4月1日付で近畿大学教授に着任しました。これから、食品/栄養素とおいしさおよび機能性との関連について研究する予定です。
鄭 且均
(じょん ちゃぎゅん)
名古屋市立大学大学院医学研究科病態生化学 准教授 日本を含め世界はすでに超高齢社会に突入しているが、アルツハイマー病の病態発症の分子機構は未だ明らかにされておらず、有効な治療法が見い出されていないです。本人はアルツハイマー病病態の細胞死メカニズムやアミロイドβ産生メカニズムの解明を目指して研究しています。
中川 敦子
(なかがわ あつこ)
名古屋市立大学人間文化研究科 教授 認知や情動制御や運動の調節など、様々な精神活動において注意機能がどのように関わっているのか、発達の観点から眼球運動や気質質問紙を用いて研究しています。
西丸 広史
(にしまる ひろし)
富山大学学術研究部医学系・システム情動科学 准教授 発育期の外部環境からの刺激が情動行動に及ぼす影響について研究しています。具体的には、動物の発育期に豊かな環境飼育やうま味摂取(外部からの単一刺激)によって、成熟後の不安様行動や社会性(攻撃性)の変化がどのような脳内機構によって生じるのかを調べています。
福井 義一
(ふくい よしかず)
甲南大学文学部人間科学科 教授 専門は臨床心理学や感情心理学です。小児期の虐待などの逆境経験が,愛着システムを撹乱し,解離性障害など情動制御の問題に至る経路について研究しています。共感性の精度を客観的に測定するMET-CORE2日本語版を開発して,様々な研究に適応しています。また,不安障害の生物学的基盤とされる不安感受性を測定するASI-3の日本語版を開発して,基礎研究に用いています。
本間 元康
(ほんま もとやす)
昭和大学医学部生理学講座生体調節機能学部門 講師  
三木 祐子
(みき ゆうこ)
帝京大学医療技術学部看護学科 小児看護学領域 教授 専門は母子保健学、小児看護学です。@高層集合住宅居住における子どもの心身の健康への影響、A小学校がん教育システムの開発、B医療系大学生における発達障害への融合的連携支援に関する研究を通じ、子ども達が心身共に健康的に過ごせるお手伝いができればと思います。。

名誉理事長

名前 所属 専門分野説明
小野 武年
(おの たけとし)
富山大学医学薬学研究部 神経・整復学講座 特任教授 1965年金沢大学医学研究科入学以来50年以上にわたり、マウス、ラット、ネコ、サル、ヒトを対象に、大脳皮質や辺縁系の脳波ならびにニューロン活動と行動の相関を解析し、「情動と記憶」の仕組みと働きについて体系的な解明を試みている。これらの研究成果が教育、理工学、医療などに役立ち、健全な人材育成や社会の発展に寄与することを願っている。

顧問

名前 所属 専門分野説明
日下部 禧代子
(くさかべ きよこ)
跡見学園理事、元参議院議員・文部政務次官 理事  

上記日本情動学会理事・評議員へのお問合せ等は日本情動学会事務局 emotion@iki-iku.com まで。